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よくあるご質問

外見的にわかるぐらいの斜視が、しばしばおきる時には、手術の適応となります。
また、片目では1つに見えるけれど、両目でみて2つに見えるときには手術の適応です。 ずれている時間が起きている時間の半分以上の場合は、早期手術をお勧めしています。
手術ができるかどうかは、診察の上で相談となりますが、最終的に手術をするかどうか決めるときには、患者さん・ご家族の意見を重要視しています。

手術は保険適応です。費用は厚生労働省が決めた金額で全国一律ですが、使った薬剤や行う手術の方法が施設ごと患者さんごとに異なるので、一概に金額を示すことはできません。おおよその目安として、3割負担の保険では、全身麻酔の斜視手術で10万円程度、局所麻酔の斜視手術で5万円程度を自己負担して頂くことになるとお考え下さい。手術の難易度などによっては金額が変化することがありますが、倍にはならない程度とお考え下さい。 なお、生命保険会社の医療保険で給付金が戻る場合があります。加入の保険内容によって金額が変わりますので、ご加入の保険会社にお問い合わせ下さい。申請には当院医師の記載する診断書(費用別途)が必要です。

保険適応です。当院の眼科では基本的に美容目的の治療・保険適応外の治療を行っておりません。まぶたに何らかの病気があって手術が治療として必要になる方、治療が保険適応となる状態の方だけに、手術を行っています。診察の際に、医学的理由がなく美容目的であると判断された場合には、美容外科への受診をお勧めすることがございます。詳しくは診察でお問い合わせください。 費用は全身麻酔で10万円程度、局所麻酔で6万円程度とお考え下さい。疾患の重症度や術式によっても変わりますが、倍にはならない程度とお考え下さい。

お子さんの手術は、全身麻酔で行います。当院で手術を受ける方のうち、18歳以下はほとんど全身麻酔です。
全身麻酔の利点は、手術中のいたみや怖さがないことです。 成人の場合は局所麻酔でも行います。
局所麻酔の利点は、からだに負担が小さいこと、手術中に本人に話しかけながら、手術効果をその場で確認できることです。ただし、手術の難易度や、予想される痛みの程度などによって、全身麻酔にするか、局所麻酔にするかを相談して決めています。

当院で全身麻酔手術の対象とするのは、全身的に問題のない小学生〜65歳未満の健康な患者さんです。健康状態によっては年長さんの夏休み以降も対象となります。
安全上の問題で、当院では下記の条件を設けています。
・ぜんそくがない
・重大な全身疾患がない
・家族に全身麻酔を受けてトラブルがあったひとがいない
・ふだん飲まなければいけないお薬やピル・サプリメントがない
・喫煙していない
・手術3週間前から予防接種をしていない (2022.1より改訂)
・手術2週間前から風邪を引いていない
・術後帰宅時から翌朝まで付き添いがいる
・指定時間以降飲食をしていない
・当日運転をしない
・点滴を取ることに協力できる
・その他のリスク因子がないと執刀医・麻酔科医が判断できる
上記の条件に該当しない場合は、提携大学病院での手術をお勧めすることがございます。

全身麻酔の場合、3週間以内のワクチン接種があると手術を受けられません。
ただし例外として、不活化ワクチンの場合、2週間以内の接種がなければ手術が受けられます。
局所麻酔には制限を設けませんが、体調が悪い場合には延期をお勧めしますので、1週間前までには接種を済ませるようにしてください。


生ワクチン
■ BCG
■ 麻疹・風疹混合 (MR)
■ 麻疹 (はしか)
■ 風疹 
■ 水痘 (みずぼうそう)
■ ロタウイルス:1価,5価 ■ 流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ)
■ 黄熱
■ 帯状疱疹(水痘ワクチンを使用)

不活化ワクチン・トキソイド・mRNAワクチン・ウイルスベクターワクチン
■ 百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ混合 (DPT-IPV)
■ 百日咳・ジフテリア・破傷風混合 (DPT)
■ ポリオ (IPV)
■ ジフテリア・破傷風混合トキソイド (DT)
■ 日本脳炎
■ 肺炎球菌 (13価結合型)
■ インフルエンザ菌b型 (Hib)
■ B型肝炎
■ ヒトパピローマウイルス (HPV):2価,4価,9価
■ インフルエンザ
■ 肺炎球菌 (23価莢膜ポリサッカライド)
■ 破傷風トキソイド
■ 成人用ジフテリアトキソイド
■ A型肝炎
■ 狂犬病
■ 髄膜炎菌:4価
■ 帯状疱疹
■ 新型コロナ


背景:当院で全身麻酔が受けられる年齢は、政令で規定された定期接種の対象年齢ではないことから、開院以来「2週間以内の予防接種禁止」、と告知していましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延も影響し、対象年齢で予防接種を受けていない方の生ワクチン臨時接種・任意接種が散見されるようになりました。このため、2022.1より、「原則3週間以内の予防接種禁止」とし、例外として、不活化ワクチンの場合、2週間以内の接種がなければ手術が受けられます。

斜視・眼瞼の手術は月曜日・火曜日・木曜日・第2土曜日および祝日に行っています。担当医によって曜日が異なります。
耳鼻咽喉科の手術は土曜日(不定休)
泌尿器科の手術は金曜日(不定休)に行っています。

執刀医と麻酔科医の勤務状況によって、可能な日時が決まりますので、必ずしもご要望の日時に添えるわけではございませんが、できるだけ患者さん・ご家族のご要望にお応えするようにしております。

手術を受けるためには、紹介状をご用意の上、外来受診をお取り下さい。
近隣の眼科で斜視であることを診断していただき、手術が必要と判断頂いた紹介状をご持参下さい。

手術ができるかどうかは、紹介状の内容を参考に、当院での診察をもとに決定します。
なお、当院での手術は、基本的に健康な小学生以上の患者さんを対象としておりますので、ぜんそくがあったり、全身疾患があったりする場合には、提携先病院での手術をお勧めすることがあります。

・1週間は目に水が入らないように ・2週間は汗が入る運動禁止
・4週間はプール・温泉など禁止
としています。
術後の痛みのピークは当日一晩、糸のごろつきは1〜2週間で消え、1ヶ月は白目が真っ赤になります。充血は1ヶ月頃までに次第によくなり、数ヶ月でわからなくなりますが、ちょっとした刺激で充血しやすい状態はずっと続きます。

逆さまつげ(内反症)や、眼瞼下垂については、当院で診察して手術が必要かどうか判断いたします。
当院での相談と診察についてはお電話かメールでお問い合わせ下さい。
なお、当院での手術は、基本的に健康な小学生以上の患者さんを対象としておりますので、ぜんそくがあったり、全身疾患があったりする場合には、提携先病院での手術をお勧めすることがあります。

・1週間は目に水が入らないように ・2週間は汗が入る運動禁止
・4週間はプール・温泉など禁止
としていますが、なおりが早ければ制限が早めに緩和されることがあります。
術後の痛みのピークは当日一晩、1週間後に抜糸ができれば行います。きずは数ヶ月でわかりにくくなりますが、完全に良くなると手術前の状態に戻ってしまいますので、あとは少し残ります。

全世界的には全身麻酔は日帰りで行われています。日本の病院では旧来、手術をするためには入院が必要という独自のルールがありますが、麻酔薬の進歩とノウハウの蓄積により、日帰り全身麻酔手術は世界で年間数十万件行われています。当院では患者さんが安心して帰宅できるよう、手術や麻酔に全力を尽くしています。

遠方の方は、近隣での前泊・後泊をお勧めしています。全身麻酔のあとは、帰宅時および帰宅後翌朝まで付き添ってくれる方が必要です。

内容にもよりますが、1時間程度の手術を当院では扱っています。
全身麻酔から覚めて2〜3時間 院内で様子を見てからご帰宅となります。夕方までかかると思ってください。
局所麻酔の場合には、手術終了後30分程度 院内で様子を見てからご帰宅となります。

何を成功として何を失敗とするかによります。
現在の状態から少しでもよりよい状態になるように、執刀医はその知識と経験をもってして全力を尽くすよう努力しています。
なにごともなく予定通り終了することを成功とすれば、ほぼ100%成功しますが、それでも予期しないことが起きる可能性は消えません。
患者さん・ご家族の期待があまりに高いようであれば、その域にに届かないこともあり得ます。たとえば斜視手術において、角度が0になりそれが一生続くことを期待されるならば、成功率は0%です。しかし角度が減少して日常生活上問題がない状態がしばらく続くことを成功とするならば、ほぼ100%成功します。それでも数年〜数十年後に再手術が必要になる方は2割ほどいます。
執刀医にとって手術を提案することとは、術後に患者さんが受ける利益が不利益よりも大きいと、経験と実力から判断した、決意と覚悟の結果です。手術というハードルを乗り越えてでも、術後の利益を享受するかどうかは、最終的に患者さん・ご家族に判断いただけるよう、十分納得できる説明をして手術に臨んでいます。

お支払いはクレジットカードで承ります。特に手術費用は高額になることから、感染症流行対策のためにも、現金の受け渡しは避けるようにしております。御協力の程よろしくお願いいたします。カードをお持ちでない場合には事前に御相談下さい。

診察時間のご案内

手術および外来は完全予約制です。
あらかじめご連絡した時間にお越し下さい。
初診外来の希望については、ご予約・お問い合わせのフォームでご連絡頂くか、休診日以外の9:00~16:00にお電話でご相談下さい。
(土曜日は不定期な休診となる場合がございます)
 
電話 03-3567-2555

 

営業日 月・火・木・金・土
 8:00~16:30
休診日 日曜日・水曜日
(土曜日不定休)