内斜視について
内斜視とその手術についての解説です。
内斜視は、眼の位置が、片方だけうちがわに向いてしまう状態です。
内斜視の状態
どちらかの目が内側にずれた状態です。生まれつきの内斜視の場合は、常にずれっぱなしになっています。片方の眼でものを見ているので、立体視や奥行き感がないのが特徴です。あとから内斜視が出てきた方は、ものが2つに見える「複視」が支障になります。
偽斜視の状態
顔つきで内斜視のように見える「偽斜視」という方もいます。見ている方向は右と左で同じ方向なので、斜視ではありません。内側の白目が皮膚で隠れてしまうので、斜視のように見えます。斜視と偽斜視の見分け方は、フラッシュをたいてカメラ目線の写真を撮ると、右眼と左眼の光の反射の位置が同じ位置にあるので、斜視ではないことがわかります。
内斜視の眼の位置
右眼で見ると左眼が寄ります
左眼で見ると右眼が寄ります
片目で手術を行う場合のアニメーション
ずれている眼から筋肉を外し、まっすぐにしてからもういちど筋肉を付け直します。
両目で手術を行う場合のアニメーション
どちらの眼で見てもずれの角度は一緒です。両眼に角度を分けて、筋肉を外し、まっすぐにしてからもういちど筋肉を付け直します。
診察時間のご案内
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