間欠性外斜視について
当院で最も多く行っている手術は、間欠性外斜視に対する手術です。
間欠性外斜視は、眼の位置が、片方だけそとがわに向いてしまう状態です。
外斜視になった状態
本人にとっていちばん自然な眼の位置は、外側にずれた状態です。このため、力を抜いてリラックスした状態では、どちらか片方がずれてしまいます。ずれているときには、片方の眼でものを見ているので、立体視や奥行き感がなくなっています。
両眼固視の状態
眼にしっかり力を入れると、両方同じ方向を向いてまっすぐにはなりますが、いつも眼に力を入れ続けないと、この状態を維持することが出来ません。
たとえて言うと、常にずっと重たい荷物を持たされていて、筋肉に力を込めていなければいけない状態です。負担が重たいからと言って、力を抜くと眼が外側を向いてしまい、そのときには両目で立体的にものをとらえることができなくなってしまいます。
手術をするのは、この重たい荷物を軽くしてあげるようなものです。自然な眼の位置を外側向きから正面向きに変えて、大きな力を入れなくても両眼が同じ方向を見られるように変化させます。
ずれているときとまっすぐなとき
いちばん楽な状態がずれた状態で、ちからをこめるとまっすぐになります。
片目で手術を行う場合のアニメーション
ずれている眼から筋肉を外し、まっすぐにしてからもういちど筋肉を付け直します。
両目で手術を行う場合のアニメーション
どちらの眼で見てもずれの角度は一緒です。両眼に角度を分けて、筋肉を外し、まっすぐにしてからもういちど筋肉を付け直します。
診察時間のご案内
手術および外来は完全予約制です。
あらかじめご連絡した時間にお越し下さい。
初診外来の希望については、ご予約・お問い合わせのフォームでご連絡頂くか、休診日以外の9:00~16:00にお電話でご相談下さい。
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電話 03-3567-2555